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SMの記事一覧

SMに対する誤解

私自身もかつてそうだった部分があるので
偉そうなことは言えないですが、SMには実態とイメージの間に
様々な誤解や偏見があります。


記念すべき雑記帳の第一稿としてこの「SMへの誤解」の
一つについて書いておきたいと思います。

今回書いておきたい誤解は

「ご主人様になったら相手のことなど何も考えなくてよい。
何をしても良いし、思い通りに振舞えばよい。
奴隷とは何も考えず、ただただ服従する存在である。
それがうれしいのがMなのだ。」

というものです。

これは“自称”S男性が、SMの世界に飛び込んだばかり
のころに比較的よく起こりやすい誤解のように思います。
要するににM女性をダッチワイフやオナニーホールと
同様に考えているわけです。


M女性はかしこいので、ほとんどの場合こんな価値観の
S男性にひっかかる人はいないのですが
稀にM性に目覚めたばかりの女性が、こういったS男性と
関係を持ってしまうことがあるようです。

私が実際にお話したことのあるM女性のなかにも
そういった経験のある人が何人かいますので
それなりによく起こることなのかもしれません。


この場合、M女性は精神的、肉体的両面において
かなりのリスクを抱えることになっていまします。

なにせ正真正銘の「道具」としか扱われないからです。


本来のSMの実際は全く異なっています。

もちろん、奴隷を「道具のように」扱うことはありますし
「絶対服従」することを求めるS男性は多いでしょう。

しかしながら、まともなS男性はかなり繊細な感覚で
自分のパートナーを「見て」いますし、「考えて」行動しています。
もしかしたら、通常の恋愛関係よりはるかに
「見て」「考えて」いるかもしれません。

M女性は自分のすべてをS男性に委ねる、場合によっては文字通りの
「命」を委ねることになりますので、当然といえば当然なのですが
そのことを自覚できていない“自称”S男性が多いのも
悲しいことですが事実のようです。

これは私自身への戒めでもありますが
「ご主人様」には、鋭い観察力、感性と深い情が必要なのだと思います。



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SMの分類に挑戦する その①

「SMの分類」

この世界は本当に広く、また奥が深いので
SM経験が10年にも満たない私のような若輩者が
こんなテーマに口出しするのは無理があります。

正直に言ってかなりおこがましく感じ、心苦しいのですが
今現在私が思うSMの分類について書きたいと思います。

もし異論、反論ありましたら遠慮なく言ってくださいね。

あくまで私の個人的見解ではありますが、
私なりのSM分類について書きたいと思います。

私が今までに出会った方から見聞きした情報や
自身の経験を元に考えるとSMを分類するのに、
大きく2つの軸が存在していると考えています。


1つは「関係性の軸」
もう1つは「行為の軸」です。

ここで注意したいのは
関係性における「相互信頼」や
行為における「被虐・加虐性」などは
SMである以上基本的に必要なことなので
SMの必要条件ではあるけれど
分類の軸にはならないということです。

そういったSMをSMたらしめる「必要条件」を除き
SM自体を純粋に分類できる軸を考えます。


①「関係性の軸」について

私の考える関係性の軸の両極は「主従」と「恋愛」です。

つまりSMには「主従関係ベース」のSMと
「恋愛関係ベース」のSMがあるのです。

もちろんこれは、0か100かのデジタルな分類ではなく
その両極の間のどこかに位置しているということになります。

その為、両者の境界線は時として非常に曖昧になります。

ただ、1つの見分け方として、「SMモード」の「ON-OFFスイッチ」が
存在しているかということである程度判断は出来ます。

タイプ分類の結論から言うと、モードスイッチがあれば「恋愛関係ベース」
モードスイッチがなければ「主従関係ベース」ということになります。
(あくまで判断の1つの材料にすぎませんが)

どんなに重篤なSM性癖の持ち主の方でも、
常にMAX、全開の「Sモード」「Mモード」な訳ではありません。

そこにはかならず「ON-OFF」や「強弱」が存在します。

恋愛ベースのSMカップルの場合、比較的明確な「ON-OFF」が
存在していることが多いです。

普段は、普通の恋人同士でベットの上ではスイッチが入って
SとなりMとなって、SM行為を楽しむという感じです。

こういったカップルもベットの上では「ご主人様」や「奴隷」という
呼称を使っておられたりしますが、関係性という意味では
ON-OFFのある関係は、やはり恋愛ベースと言っていいと思います。

一方で「主従関係ベース」のカップルには「強弱」はあれど
モードにON-OFFの機能は存在しない場合が多いです。
というより逆に常に主従関係を意識し続け、スイッチをなくすように
Sの方がMの方を調教されることが多いでしょう。

もちろんこの場合も、モードの強弱はありますので常にMAXの
「SMモード」ではありません。
ただ、SM行為をしていない時間や、もっと言えば逢瀬以外の日常の
時間でも、常に意識のどこかにSやMのモードを切らずに感じておく
ことが「主従関係ベース」の場合求められることになります。




その②につづく


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SMの分類に挑戦する その②

SMの分類に挑戦する その①の続きです。

その①では「関係性の軸」による分類を書きました。
その②は「行為の軸」による分類について
私なりの考えを書かせてもらいたいと思います。

ここも前回と同じく、異論反論大歓迎です。
共感したという意見もうれしいものですのでメッツセージいただけるとうれしいです。

SMを分類する上で重要な2つ目の軸「行為の軸」について書きます。


SM行為を分類すると考えるとかなり気が遠くなります・・・。
それくらい、膨大な範囲に及ぶからです。

それでも、敢えて分類しようとすると一番最初に浮かぶのは「ソフト」「ハード」の軸でしょうか。

しかしながら、少し考えるとこの軸は実際のところ分類上あまり意味のないものだということがわかります。ほとんどの方が、「ソフト(仮にめちゃくちゃソフトでも」から始まっても、徐々に「ハード」へと移行していくからです(笑)


今現在の行為が、どういう状態であるかは説明できてもSM嗜好のタイプを分類するのには適さないということになります。

そう考えると、行為の分類はかなり難題だということになります。

「インドア派」「アウトドア派」?
「苦痛攻め派」「快楽攻め派」?
「露出派」「緊縛派」「アナル派」?

どれも分類としては使えると思いますがあまり本質的な分類であるとは思えません。


最終的に私がたどり着いた、意味のあと思う「行為の分類軸」は(あくまで現在の仮説ですが)「ウェット」と「ドライ」という軸です。

これは、主にSの方側から見た分類ですが以下のような分類となります。


「ウェット」= Sの方も直接的な性的快感を求める
        (男性なら射精、女性ならオルガズム)

「ドライ」= Sの方は直接的な性的快楽を求めない
  

これも「ウェット」から始まって「ドライ」になっていくという話を聞いたことがありますが、何十年も経験のあるS男性で
「ウェット」な方もいらっしゃいますので、分類の妥当性は「ソフト」「ハード」よりあるかと思います。

なぜこの分類が重要と考えているかといいますとこのことがSの方の「SM欲求」と「一般的な意味での性欲」の分離度合いを表していると思うからです。

「ドライ」な行為を好む方ほど「SM欲」と「性欲」とが切り離されて分離していると考えられます。

そしてその「SM欲」と「性欲」の分離の度合いは当然SM行為や関係性に色濃く影響を与えますのでMの方にとってもかなり重要な要素となるわけです。

(この「SM欲」と「性欲」については、後日別項をたててもう少し詳しく書かせていただきたいと思います。)


ここまで、僭越ながらSM分類に関する銀月の持論を書かせていただきました。

読者のみなさんはご自身をどう位置づけられますでしょうか?

つづく


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SMの分類に挑戦する その③

SMの分類に挑戦するその②の続きです。

関係性と行為の2つの軸で分類できる
SMのタイプについて考えてみたいと思います。

前回までのエントリーでSMは

関係性の軸 (恋愛ベース~主従ベース) と
行為の軸  (ウェット~ドライ) で

ある程度分類できるのではないという
お話をさせていただきました。


そこから考えると、SMを4つのタイプに
分類することができそうです。

今回はその話をしたいと思います。


【第1グループ(恋愛×ウェット)】
このグループの人たちは、SM行為をしていない
普段の状態ははかなり「通常の恋愛」に近い雰囲気になります。

これはソフトSMという意味ではなく
SM行為がかなりハードな場合でもそうなります。

このグループの人たちにとってSMは
自分たちの「恋愛関係」を潤滑にしたり、カンフル剤としての
重要なファクターと捉えられていることが多いようです。


【第2グループ(主従×ウェット)】
SMブログをされているパートナーの方は、この第2グループに
属される方が多いように思います。
主従関係をベースに、Sの方がMの方を調教したり、性処理に使用する。

このグループの人たちは、SMにお互いなんからの「必要性」を感じて
おられることが多いです。何らかの目的で、「必要だから」関係性を構築し
SM行為をする、そんな感覚です。
ちなみに私もこのグループに属しています。


【第3グループ(主従×ドライ)】
「調教師」や「縄師」と呼ばれるような、いわゆる「プロ」「セミプロ」の
人たちが属していることの多いグループです。

この領域の人たちは、SM行為自体の様式美や可能性にこだわる傾向があり
かなり「ストイック」な姿勢でSMと向き合われることが多いです。


【第4グループ(恋愛×ドライ)】
正直に言って、私はまだこの第4グループに属する方と
お会いしたり、情報に触れたりしたことがありません・・・。

なので情報不足の為、正確な記述はできませんが
きっとこの第4グループに属する方もいらっしゃるのだと思います。

もし、そういった方がこのエントリー読まれましたら
ぜひメッセージをいただけましたらうれしいです。



かなりながくなってしまいましたが、SMの分類に関する
エントリーはこれで終わります。

全部読んでいただいた方、本当にありがとうございます。



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サービスのS? 満足のM?

SMの世界でよく言われることに

「サービスのS 満足のM」という言葉があります。

実は私、この言葉が嫌いです。
嫌いという感情的なものと言うより、そうであっては
いけないというこだわりのような思いがあります。

今回はこのことをテーマに書かせて頂きます。




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shirotuki masato

Author:shirotuki masato
関西在住のS男性です。

「SM」という広い世界の中でも、「主従関係」という性愛のかたちを愛しています。特殊でマイナー、アブノーマルではありますが、この世界にたくさんある、考え方や想いの中のひとつの例として、徒然に文章を綴っています。一人でも多くの人に主従関係の魅力が伝わればいいなと思っています。

コメントやメッセージはお気軽にくださいね。あまりオープンに語ることの難しいテーマです。関心のある方と交流を楽しめればと思っています。

積極的に募集をしているわけではないのですが、記事を読んで調教をご希望の方は鍵付きコメントにてご連絡ください。


ぼちぼち自分のペースで更新していきますので、のんびりとお付き合いただければ幸いです。

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