SM雑記 銀の月　～主従関係のススメ～

主従関係というタテの関係性を構築することの難しさの１つに
「気がついたら主従（支配と被支配）が逆転してしまっていた」ということが
容易に起こることがあると思います。

意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は珍しいことではないのです。

私も実際にそういう経験をしてしてきたM女性と複数出会っています。
というより、ある一定レベル以上のM性を生来的に持っている女性には、
典型的にとてもよくあることだと感じています。

主従の逆転はご主人様と奴隷が入れ替わってしまうような極端なものもありますが、
最も多いのは実質的にMの方の言うとおりに物事が進むようになってしまい、
Mの方が自分のM性を満たすことが出来なくなってしまう場合ではないでしょうか。

これはかなり微妙な問題で、当の本人たちも気づいていない場合も多いように思います。
そうなると主従関係の維持は難しくなり、お別れすることになるか普通のカップルにいずれ変質していきます。

私個人の考え方としては、その辺りが起こらないようにするのは全てS側の責任だと思っています。

どちらが支配し、どちらが支配される側なのかということは一見簡単なようで、
実はとても繊細なコントロールが必要な事象です。

主従関係を長く維持したいと願うなら、支配する側が支配と被支配の問題に常に気を配らなければいけません。

自戒の念を込めて。



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