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主従と恋愛①

さて

こんなに更新が滞ることの多いブログでもまれに読んで頂けることがあるもので、コメントなどを頂いたりすると、また書きたくなるから不思議です。

今日は主従と恋愛について、S側の視点から思うところを書きたいと思います。
私は主従関係と、いわゆる一般的な恋愛関係は明確に異なるものだという考えを持っています。もちろん共通しているところもたくさんあるのですが、「別のものだ」と考えておいたほうがうまくいくことが多いというのが持論となります。

まず共通しているのは、互いを大切に思う気持ちや、そこに性愛の欲求が伴うことが多いことがあげられるかと思います。
簡単に言うなら、愛情と(かなり広い意味での)性欲は、一般的な恋愛と主従において共通する要素だということが言えるかと思います。 

では何が違うのかと言うと、それは「権利」に関する感覚です。権利というと難しく思われるかもしれませんが、要は何かを決める決定権のようなものだと思ってください。

一般的な恋愛において、すべての権利は平等です。というよりも、平等に権利を分け合うこと自体に安らぎや心地よさを感じると言ってもよいかと思います。通常、他人同士が権利を分け合うことはありません。何を食べるのかも、どこに行くのかも、それぞれ自分が決めることです。

ですが、恋人同士や夫婦では「何を食べるのか」「どこに行くのか」を二人で権利を分け合って決めるようになります。そうすることで、お互いが特別な関係であることを確かめ合うのです。

主従関係は違います。
「権利」は常に片方だけが持っているのです。その権利を持っている人を「主」と呼びます。そしてもう一人の「権利がない人」のことを従者と呼びます。主従関係においては、従者がすべての権利を主に委ねること、そして主が従者の権利を引き受けること。こういった関係性を構築することでお互いが特別な関係であることを確かめ合うのです。

この二つの違いを理解することは、主従関係を結ぼうとする人にとってとても重要なことだと思います。なぜなら、この二つの関係性は互いに相容れないものだからです。権利を分け合うことと、権利を委ねることは同時には出来ないからです。

これは言葉にするととても簡単なことですが、実際にその状態を維持していくことはとても大変なことです。

ちょっと長くなってしまいましたので、今回はこのへんにして主従関係をよい状態で保つために必要なことや注意すべきことなどを書きたいと思います。













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shirotuki masato

Author:shirotuki masato
関西在住のS男性です。

「SM」という広い世界の中でも、「主従関係」という性愛のかたちを愛しています。特殊でマイナー、アブノーマルではありますが、この世界にたくさんある、考え方や想いの中のひとつの例として、徒然に文章を綴っています。一人でも多くの人に主従関係の魅力が伝わればいいなと思っています。

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